H2のゲーム語り。(フリゲいろいろ)     

H2のゲーム語り。(フリゲいろいろ)

こちらはH2によるゲーム語りのコーナー(フリーのゲーム専用)です。
適当〜に、思ったことだけをつらつらと。
ネタバレに配慮しつつも私情と主観のみで語りますが、ほんとうに失礼のないよう間違わないよう引かれないよう頑張ります(←おい)
でも壊れてます(H2自身が壊れてるから(泣))。作者様と真面目なファンの方々すみません…



いんでっくす
阿蝶(アルムバタフライ)
花の葬列
夢跡(猫姫編)
ソラノカナタ
留守番奮闘記
鋼の揺籃
ナチュレ ベイビー
MIU 2004
セブンシア
人工女神


 『時のはざま』とっぷへ


阿蝶(アルムバタフライ)

ある純真な青年の成長物語。ハッピーエンディングは親友と。

けっこう、壮絶な背景設定。
そんななかで、主人公は成長していく。で、友人とも絆を深める。
んだもんで、かなり泣けます。
エンディングなんか、テーマ曲もあいすぎで涙止まらない。いいです!
シェア版もほしいなあ…これはほしい。

独特の設定、絵が綺麗、バイオレンス社会問題主人公の成長友愛あり。おさえるとこは全ておさえてるカンジ。
最初は例によってすごくつっこみまくりor誤解しまくりだったんですけどね…

・特異なウイルスのせいで男ばっかになっちゃった地球。主人公は特殊学校に入れたんだけど、そこには特異なルールが…
←これに対し、「え? ひょっとしてひょっとして新入生は校則で全員女装? なんかおもろそう〜」とか思った(実話)…マダムバタフライじゃないんだよ(泣)
・主人公の紹介に「性格以外取り柄がない」とあった←「逆にすげー自信ぢゃんおぬし」とか思った。けど、ゲームやって納得。あの性格は紛れもなく取り柄です。主人公はああでなくっちゃと思ったりする。

すみませんH2は発想がホント壊れてます…ものごとゴカイしてなかったことってほぼ皆無なんです…
それはともかく。まともなとことしては以下です。

・デフォルト武器が超タイプだったんでほんとやりやすかったっす(遠距離タイプ、奇襲が得意、殺傷力高し)! だもんで負け知らずでしたよ。めちゃ個人的感想。
・あるキャラのシナリオをすすめるにあたり、もうひとキャラをかませる構成が見事と感じた。
・あるキャラとのシナリオが『仕方のない、しかしとんでもないゴカイに基づいていた』ことが、別のキャラ狙いしてはじめて分かったりする。奥が深い。
・「蝶」のモチーフをキャラごとにまったく違うカタチで使っている。脱帽です!
・もし自分が主人公の立場にいたら? 迷わずいいんちょ(爆)っていうか、パートナーの彼にくっついて歩いてたでしょう。全体的に青いし、それに子猫(以下自主規制)





花の葬列

ダーク設定超常能力ハメツエンド大好き(え゛)かつキレイカワイイ絵柄好きなH2にはたまんないソフトでした!
しかも裏エンドがキャーだったり(腐)。
あー、こんなの作れたら寿命が半分になってもいいよ!
演出系ごーじゃすです。ムービーも出るわ声も出るわ…
裏エンド版ボイスドラマも公開されちゃったし。まだ聞けてないけど聞きたい聞きたい(のたうちまわり)
※ 聞けました!! ギャグでシメててたのしすぎ。かつほぼ全キャラ出演でごーじゃす。びみょーに演出違う2バージョンありますがどちらもアジがあります。
特にユイがかわゆい。もえもえです!

バッド(一部バッドじゃないよーな(腐))エンドがストーリー進展の各段階で発生するってあたりがとっても楽しめました。
エンドリストひとつずつ埋めながら進めてくのすきなんで。
その辺の呼吸が合わないと結構いらつくものなんす…えらく個人的な好みなんですが…そこのとこのタイミングはグーで。
エンドの出現数や、発生させる難易度も適切だと思ったし。
てなわけでプレー当日は朝もはよから死にまくってたわけですが、本当に楽しかったです(←いや、死んでることがじゃないですよ…たぶん…きっと…おそらく…)。

紹介文読んで、ほんっっとに違うストーリー想像してました(毎度のごとく)。
なんつーかその、ココロに傷を負った少年少女が死んだはずなのに死ぬことできずに闇のなかを無限にさまよって、他者の闇をも垣間見てさらに傷ついて…みたいな(暗い暗すぎるいっそ作りたいくらいだよその設定(爆))。
ので、ホントにいい意味で裏切られました。

やっぱり各キャラが魅力的なんです。
容姿がいいというのももちろんありますけど、それぞれちゃんと背景もっててそれに関して作中でドラマがあるからひかれるし。

序盤(トレーニングもーど)の妙な閉塞感、夢の中をさ迷ってるような、同じ日々が無限に繰り返されてるような錯覚を感じる演出は意図したものかどうか分からないけど見事だと感じました。
それだけに、その後のスクランブルシーンは本当に緊張したし。

全体の構成からしてすっごく良かったです。
場面によっていろんなモード(育成、探索、トレッキング、くわえてRPG戦闘まである)で遊べる。
でもそのなかでも特に前編序盤は…夢でフクセンも提示されたりするし、能力値もいじれるし、キャライベントあるし…最初は『どうしようどうしよう』な上、全仲間と全部のイベントは起こせないから複数回プレーしちゃうし…(←後編で似たモードに少しなるけどそこはここほどの感動はない…残念ながら)
それでてあの幽玄ムード。
H2のフリゲ経験はすくないのですが、これってなかなかないんじゃないかな、と思いました。


もし自分が主人公だったら?
まちがって裏エンドにいきつかないかぎり設定されてるエンドにいかないかも…。
物心ついてからどーしょもなく阿呆で不器用で運動音痴(←マジです…)なワタシにとって、まわりのヒトは全部超能力者でした。(ってか今もそう。)
よって『異能があるのは当たりまえ』かつ『チカラ自体はただのツール』カンカクのワタシにとって、セイは別段怖くない。
そのため「ぜんぜん怖くないけど?」なんてあっけらかん答えて別の展開になるでしょう(てかその選択肢ないから困った…)。

なお最初に見たグッド系はユイグッドでした。キレイだった。泣けた…。


なおH2的に、セイの服は着てみたいかもです。ぷちせくしーかつ可愛いす。ユイのぷりちーひらふわも、ハルナ先生のオトナなアクティブも捨てがたいんすけど。




夢跡(猫姫編)

猫の国のお姫様との純愛!!!
その一文を見ただけでDLを決めました。(←H2は重度のお猫様スキー)

しかして内容は、期待を裏切らないものでした。
キャラも(容姿、中身ともに)魅力的だし、ストーリーも面白い!
戦闘シーン(関連)の絵も豊富かつ迫力あり、これなら100Mの容量もうなずけます!

はちゃめちゃ笑える導入、思いっきり遊んでる感満喫の中盤、しみじみならぶらぶむーど、見えてくる影、そして…。
トゥルーエンドは本当に切ない。その後見られるようになるアナザーエンドは本当にうれしい。
笑って遊んで戦って怒って泣いて…。
おさえるとこはぜんぶばっちりおさえてるって感じました。
それどころか、最初ただ単にお猫様萌えでDLした(爆)ことをきっぱり忘れ去るぐらい感情移入させてもらえました。

…しかし、お猫様萌えもきっちりおさえてあります。
お猫様種はシャムですが、みなさん白黒でまるっこくておあふかふか感あってかーわいいのです。
そう、さりげにぎらーんと脅迫もーどはいってても。
しかも最初(のほう。)に子猫を助けるしーんなんてあったらもうもう、それだけでH2のはーとはわしづかみですよ!
ユリちゃん(ヒロイン)は人間形態でもお猫様的かわいさです。ってもとがお猫様ですからな。中身もけなげで可愛すぎです!

こんな子がな…不幸になるなんてゼッタイだめっすよ。
まあ、流れからしてたぶん、アレの嫁にはされてないだろうけどさ…
(推論。あの事件の当事者同士ではいくらなんだってしこりがありすぎるから(目撃者が多数いる→あっちの国民が彼女を疑い騒ぐため婚姻すすめても逆効果になるはず)、てんでかわりにお姉さんがその縁談をうけ、彼女は彼の臣下の嫁にだされたのでは。
事件のセキニンはすべてキリシマさんがかぶったと見られる。もし国外追放になってましたら是非是非ウチにきてください! きっとシアワセにします(←無茶))
ただなあユリちゃん主人公とシアワセになっても、なんか猫族って成長早いみたいなんで心配といえば心配。寿命とかちがってきちゃいそうで。よけーな心配って言えばよけーな心配。


ってハナシがとんでもない方向に漂流していますな。
ではここで定番のゴカイ妄想こーなー。
・『主人公の悪友なカノジョは実は敵側のスリーパーで、最後にヒロインめぐって悲劇の決闘する羽目になる』と信じ込んでいた。
・キリシマさんは男装のお姉さまだと一瞬思っていた。
・カヲル王子のめからびーむが出るかも! と一瞬かなり期待した(←ちょっとめだつとすぐびーむ…ダメだのう…)
・姫はぴんくのドレスに猫耳もーどでちょーごーじゃすに主人公のアパートにおしかけるものと…主人公の勤務先にまでごーじゃすにおしかけ、平凡なサラリーマンだった主人公の人生は…(←マジ。)っていや、そこからどう純愛に?!

最後に定番、もし自分が主人公(の立場)だったら?
計算ずくでアナザーエンドにもっていくでしょう。
ひねくれ度には自信があるのです。
ってそんなんだったらユリちゃんに好きになってもらえてないかな…むーん。
いやそこはがんばりますとも。ずばり猫かぶり(爆)
…てお猫様がからむと理性とかプライドとかかっとびますなH2。われながら見事かも。

すみません、お猫様スキー発症によりいつも以上に語りがぶっ壊れました。
でも、すごく好きなのです。
けしてお猫様萌えでは終わらない、心に残る作品でした。





ソラノカナタ

ある休日に、フリゲもとめてリンクたどってふらふらしてるうちに出会いました。
ぶっちゃけ、絵がきれいでふぁんたじーでらぶらぶでバッド多い(←ポイント。)というツボな特徴を兼ね備えまくってましたので、すぐにDL決定。
最初から最後まで、さわやかでキレイな印象の残る一品でした。
起動したときに出てくるあの青空と澄んだサウンド、その印象がコンプしたあとまでホントにずっと続きます。
ここまで強烈にさわやかな印象を残してもらったゲームは本当に初めてです。

実は最初は、展開にちょっとついていけないところもあったりしたんです。
お相手との関係をはぐくむ展開やラストもずいぶん、あっさりしてるなあと。
しかし、ノーマルエンドの突き抜けるような青空を目にし、ああ、これはこれでこそいいのだ、とすとんと胸に落ちてきました。

ノーマルエンドというと、なんか可もなく不可もなく? に収まってしまうものという印象がありましたが、『ソラノカナタ』のノーマル(その名も『ソラノカナタ』!)は全くそんなことはなかったです。
わたし自身が、青空が大好きなせいもあるのかもしれませんが、このさわやかさは一見の価値あり。ココロが洗われます!

今回はなんと、いつものプレー前のゴカイも妄想もなかったですめずらしく。日曜だったんで、DLして速攻プレーしたためがありますが。
というわけで今回は万一自分が主人公だったらコーナー(←何)。
生命の危険があるってことは、確実にふーんと流すのは断言できますが(おひ)。
ロキを恐れもしないことは確実ですが。
へたしたらさくっとあいさつだけして去るかも…マジ無関心人間だから…(汗)
いやそれはダメすぎなのでボツです。リテイクです!

…しかし、どっちのカレがいいかはめちゃ悩むですよ。どっちも同じくらい好きです。ふたりともお持ち帰りはダメでしょうか夢のドリカムかっぷるってなことで(妄想)!!
ヒロイン(前世)もすごくかあいいです。
最初からかわいいな〜とは思ってましたが、あの名ゼリフ『…暗くなかったら寝れないじゃない!』で彼女を決定的に大好きになりました。
というわけで自分が主人公だったら、がんばって彼女らしさ(と勝手に断言)大爆発のスチャラカ珍道中にもってくコトとしたいと思います。絶対そのほうが楽しいし!

ヒロイン(現世)はH2的に、クールなカンジでかっこよし。彼女のもつ背景ゆえ、だからかもだけど…H2はどっちかというとこっちのタイプかもですな。うーん、H2も“そう”だからかも知れないですね。原因は全く違いますけど…。


〜以下すこし、大幅に壊れたトークです。ヲトメ的に余計なヒトコトです。すみません…
このゲーム中でH2的に一番アレなアイテムといえば、ある展開でお兄様が用意してくだるあの新居。センスよすぎだよヲトメ的に!
しかしヒトが入れるようなサイズのソレ…どーやって用意したんだろう。魔法??
あの展開…事後処理の方法も関係者様への総括もふるってるし、かな〜り好きです。
ここでさらによけいなコトを。えーと、魂が同じだったらいいの? てか、自分男に転生してたらどーするつもりだった? とつっこんでみたくなる。
まあ…愛なのでどうか許してくださいまし。
〜以上でした





留守番奮闘記

フィングス錬金術シリーズの第一弾。
ファンタジー好き。エレメントは要ちぇっくわーど。というとこで発見しました。
第一印象は、絶対並ではないな、ということでした。
セーブないし(章やりなおしはあるし、全体も短くスキップあるんで実のとこ問題ではなかったけど)、BGMもえらく独特だし。
ヤバい。これはとんでもなくおもろいソフトかとんでもなくおもろくないソフトかそのどっちか両極端…
とおもったら結果はおもろいほうでした!
お師匠はのっそりとしかしすっぱりと温泉いっちゃうし!
美人(あの猫耳帽子? すごく可愛い!)の姉弟子はツッコミ激しいし(マジ激しい)!
さりげに主人公も萌えだったり。ぽけーとしたカンジで可愛い…。

エレメントの四人娘はネーミングといいデザインといい独特のものがあります。
お姉さん系とおちびさん系のふたりずついます。
主人公は彼女らと接していくことで、エレメントを心ある“ヒト”として見られるようになっていく。そして特に親密になった精霊と絆を築いてエンディング。
姉弟子のおねえさまとのエピソードとエンディングも。
どの彼女とのエピソードもじーんと来ます。
(らぶらぶというわけじゃなくて、きずなというカンジ)
正直なところ、ここまでじーんとするとは予測してなかったほどです。
そして、泣けるエンドも笑えるエンドもむなしいエンド(挫折エンド)も完備。
ほとんど一気にコンプしてしまいました。

続編『鋼の揺籃』はこれをやってからが断然オススメ。
というかこれのあまりの面白さに『鋼の揺籃』即ダウンしました。
『鋼の揺籃』なんどやってもノーマルエンドしか見れなくても、それでもシリーズの続きが楽しみになるほどの逸品です。是非!

こまかいところですが、プレー後みれるキャラ別攻略ヒトコトヒントはびっくりするほど的確なような。こんなとこでもさりげなく印象度アップ。心憎いです。

さてこの辺でよけーなことを。
恒例のぷれー前のゴカイ。
研究室が最低二度は爆発すると固く信じていた。(何)
恒例の自分が主人公だったら。
研究室を最低二度は爆発…させないとして(滝汗)、バレてるとも知らずドア前でリハーサルしまくってからルエリアの部屋に入って小心者と思われたり…ジョウカさんのツッコミでもろに後ろにひっくりかえってそのたび皿とか割りまくったり…
そして超たぶんエンディングはクレグル。リプサ&パミロと同レベルで遊びまくってエンディングかっさらわれたりしなければ。
飛び級できるほど優秀でないことはこの際忘れときます(爆)





鋼の揺籃

フィングス錬金術シリーズの第二弾。
よーしいよいよ育成! がんばるぞ〜。
というわけでもえもえコンビの一角(?)リプサちゃんを立派なエレメントとして覚醒させようっと意気込んで開始。
最初はのーまるエンド、まあそんなもんですな。
つぎものーまるエンド。まあしかたないか。
しかしその次もというのにいたってうなりました。
カオにあざができたり、服が変わったり…それでものーまる。お師匠無反応。

『まさかのーまるしかないのでは(汗)』

ありうるかも…終わり方がアレだし、次回への続きとして…とか…
それにしては見れてないモノ多そうだけど。
なお、サンプル画像にある「パンクあたまのリプサちゃん」はまだ見れてません。どしたもんだろ。

前作からおなじみのみんなや今回の新キャラたちとのイベントも萌えたり笑ったりで楽しい。けどとにかくわかんねえ! です。
育成シム? なのに、パラメータさえ明らかにならないで終わってしまう!
…のちに偶然「パラメータは自分で記入」というのがわかりぶっとびました。
やっぱりこのシリーズはタダモノではないです。
…実は育成シムではなさそうな気もものすごくしますが(爆)

このように、実は攻略したといえる状況ではなく、書けることはほとんどないです…。
アイテムについても謎の解明がほぼ出来てない。
新キャラズもなんか謎。
ラルクィンは何者? ぶっこわれてて大好きだけど。
ミーウさんも何者?? アタマあおくてなんかぽーっとしてて超ツボだけど(おい)
グラスってクィンの何? オヅヌってどんなん? ああもう謎だらけだ〜!!

…なお白状すると、ミーウさんが男性か女性かの確信はまだ持てません(爆)
イベントでお茶なんかする(ハナシだけだけど)し女性なのかなあ? でもお茶おごるのに男も女もかんけーないよな…はて。

ネットで情報探してもほとんど収穫ナシ…。
作者様に攻略情報公開してくださいと掲示板でオネガイしようかと悩む今日この頃。
そしてそれでも次回作はDL決定の今日この頃です。






ナチュレ ベイビー

タイトルにひとめぼれしました!
ほんとうにタイトル目にした瞬間から、気になって気になって仕方なかったです。
これはやらねば、と思いました。
閉塞した世にブレークスルーをもたらす方法、が描かれてるだろうことも予想できたし…。

描かれていた、得られた結論は予想通りのものでした。
『みずから行動すること』。
このゲームは、主人公(たち)がそれに気づくための旅だったのです。

しかし、それが非常に自然に心にしみてくるだけのものがありました。
世紀末におけるヒトの業や優しさ、そして主人公たちがラストの結論に至るまでの過程が、さまざまなサブキャラとのドラマで丁寧に描かれているのです。
重厚さを感じるほどに、しっかりと丁寧に。

なおかつ、それを彩るものがとても魅力的でした。
まずヒロインたちが文句なく可愛い!
そして音楽がすばらしかったです。
オープニングテーマ(あやめ)もしっとりしていて荘厳さもあり、イメージぴったりだし(しかも複数バージョンある! クリア状況で変わる!!)…
序盤でヒロイン(シズナ)が旅立ちを決意する、そのとき窓からの強い風に耐えられなくなったカーテンがちぎれて空へ舞い上がる…というシーンがあるのですが、ここでのBGMに感動。おさえきれない決意(そして前途への希望)をこの上なくあらわしていたし。
もうひとりのヒロイン(サチ)のテーマもドラマチックで好きです。

主人公自身はその世界では差別され駆逐される立場にあり、命危ないんで選択肢がいちいちスリルあったりする。
ほんとうに…「目的地」にたどり着けたのはキセキじゃないだろうか…。
でもそのキセキがあったからこそその先の奇跡もたぶん起こせた、んだろうなと思ったりして(クリア後、後日談が出現するんです)。

なお、このゲームのバッドエンドはどれもすごくむなしさが募るです…
唯一エミナにきた後起こるそれは、殺りにきてくれたしたっぱ君に一生モノの呪いのコトバのひとつもぷれぜんとしたくなる(邪)ほどむきーですが。
グッドエンドをみるコツは「中途半端で止めるな!」というのにつきますな…。
王道歩んでけば王道エンド。そんなカンジ。ストレートでスキです。


最後に懲りずに恒例の駄文を。

・自分が主人公だったら?
うーんシズナちゃんと活動始めてるだろな。一発でそのエンドに来れましたもので。
オノダさんがどーしょもなくほっとけなくなって旅を中断しないかぎり(ないですそのエンド(汗)でもホントなんかほっとけなくて、バス迷わず降りましたよ。現実世界での行動傾向とはえらい違い(え゛))

・プレー前のゴカイ事項ズ。
もっと能天気なテンカイとおもってましたなんとなく。あけてみてすごくシリアスなのでどきっとしました。そうしてはじめてみたら先の見えぬ旅路(おい)、てカンジだしホントどーなるかと…
あと両ヒロインが親友同士と勝手に思ってました。ので、すたーとは病院かと。
で、ときどき病院ぬけだしてはふらふらしていろんなモノみてのほほんとなるヒーリング系を勝手に想像。
すごいゴカイだよ。まあ、ひーりんぐはひーりんぐだけどさ。(全体性の回復ってコトで。)


…なぜか、今回は大して壊れていないですここも。フシギです…。





MIU 2004

ゆえあって、主人公の命はあと数日。
そんな状況で、彼は美しい少女と出会う。
ふたりの間には縁がある――同じひとつの歌を知っていることがそのカギ。
彼女との交流によって、ふたりの未来が決まる。
短編ですが、物足りなさは全く感じません。是非!
画面の小ささも気になりません。むしろ可愛いです。

『花の葬列』のヒメガミ様の作品(…こっちのが昔だけど)ということでDLする前からテンションあがりっぱなしでした。
あのBGMとあいまって、全体を流れるあきらめたような安らいだようなフンイキがたまりません。
のーまるエンドすら詩的でステキ。
「サヨナラ」という言葉が、すぎるほど晴れた空、照りつける太陽の光に染み込んでなんとも。
用もないのにノーマル数回見たりもしました。
その位ステキです。
こんなの作りたい! とまたのたうちまわってました…。

ヒロインはツンデレとヒトコトで片付けちゃナンですけど(まあ女の子がよー知らん男を警戒するのは当たり前スな)すごく可愛いです。
プレゼントに喜んだり、展開によっては心細さをぶつけてきたりする、そんなときの素直な表情を見るともうほっとけません。
さらに羽根生えたりするとふわふわ度アップで、もー天使のようです。

正規設定は後日談まで見れて事の真相がすべて分かりますが、正直、ココロが痛いです。
行き倒れてた彼女がひとりでこの先生きていけるのかもすごく心配…

…なお、主人公もすごいです。
なんといっても、素顔だけでイベントスチル成立しちゃうくらいの美青年! ステキです。ありがとうございます!!!(興奮)


さて、この作品もDL後すかさずプレーしたんで、なにも妙な誤解はなかったです。
ちょっとズレた別ワールド脳内に展開しましたが。

鳥籠、というのは超能力者機関(特殊能力者を収容、隔離、研究、利用してる教会の皮をかぶった実質、軍事施設で、ふつーのヒトはかかわろうとしない)の俗称で、ヒロインはそこに収容されてて、主人公も最初は近寄ろうとしないんだけど彼女の歌声にひかれてかかわるうちになんか陰謀めいたモノが…
…っててんでまったく違うスよ(滝汗)
充分誤解してますね…いやはや。
まあ皿洗い機の使用法を調理の手順に誤訳した実績のある(マジ)ワタシですから(自爆)

もし自分が主人公だったら?
ミウちゃんかわいーってんで雨が降ろうが槍が降ろうが通いまくってカケオチ!
(正規設定だともーなんもかもめんどーだってんで、タイホ以前に自分もさくっと死んでるハズですから機械さんのほうでしょう)
そしてやっぱしスチャラカ珍道中に(注:そのエンドないです)!
…なんかキャラが違ってますが気にせず忘れてくださいませ(笑)…






セブンシア


最初の印象はとにかく謎のゲームでした。
タイトル見てもベクター様での紹介文読んでも、内容がテンで想像つかんのです。
レビューとサイト上での紹介みてやっとわかりました。
「そうか! タクティカル戦闘&仲間くどきゲー(おい)なのだな!!」
…そーとー誤解ですが(滝汗)
『射る』を戦闘中のオプションだと思ってた…
パーティー組んで各地回って、戦いぶりによって好意度が上下するのかと…
しかも戦闘シーンが3Dフルアニメだとばかり!
(レビューに使用されていた画像だとそう思えるんです…だからレビューがなくなったのか? まさかな… ←復活してますが)


しかして実際のところは、乙女アドベンチャーでした(断言)
ぶっちゃけ、イケメンおとしゲー(ギャグ多!←H2的に重要)なのですが…

これがもうっ楽しい楽しい!!!

面白い、というより、ヒロインやってる自分がすでに楽しいんです。
中盤、「だれんとこ遊びいこーかなー」としているとこなど、遊んでる度全開。
ああ、使命にとらわれない日々ってなんていいのだろう!!(←私情。)
もちろん、その後怒涛のテンカイから感動のラストへと続くわけですが、そこもまた思いもしなかった展開で息もつかずに遊んでしまいました。
先の展開や、各キャラのエピソードを知りたくて知りたくて、
徹夜しそうになる自分を必死におさえねばならなかったほどです。

登場するキャラがみんな魅力的で、正直最初に誰を落とそうかかなり迷いました。
ヒロインがかわいくかつ豪快なのも非常によし。
シブいおっさんやステキなお姉様ズ(年上女性。)も完備でいうことなし。
オマケもおどろくほどいっぱいあり。楽しすぎです。
製作の内情とこだわりがよく分かる語りもとても勉強になります。
(オマケ要素にみるカゲキなほどの? 壊れっぷりに引かなければ←ワタシは壊れは大歓迎。)クイーンオセロット様のファンになること間違いナシです!


他の作品も是非遊びたいです…
QO様独特のこのワールドで(なんか残るものがあるんですよ…)また楽しみたい。
「ケルトンのネア」あたりがかなりやりたいです。


以下恒例の「自分が主人公だったら」コーナー(忘れてるほうがよかったかもしれないものその一。)
ワタシがもし、ヒロインだったら?
………なんか村より前にノーマルエンディングにたどりついてそう(爆)

いや、あまりリアルに想像してはいかん。ぶっちゃけつまらん。

しかしワタシはスーンちゃんとは行動ともかく実質の性格が違いすぎる…もっとうじうじしてるよな…どっちかっつーと昔のサイエンスさんみたいだったかも。
しかし自分を磨きなおそうという心がけは持たず(おい)、のんびりしてるからという理由だけでケーキの村でアルバイトをしてすごし(やとわれればのハナシだな)、臆病者だからキョンを忘れることはないにしても、誰も落とせず月日が過ぎ、ある日セブンシアに帰ったらなんかめんどーになって自宅に居つくよーになり、ずっといるからときどきケルプとすれ違ったりするものの、相手にはされないのでシカト? し合う間柄へと…

…やっぱつまらんな(爆)。
ヒロインやるなら性格なおしたほうがいいらしい。


とりあえず最初に落としたのはピサーロ。最後にとっといた? のはケルプ。
どっちもアタマがとても青いぞ。究極の選択だ。
スティックもかーいいが! すーごくかあいい!! 最初粋なおじょうちゃんとおもったりしたけど(汗)
エピソードでもっともすきなのは神供様の。だってサイエンスおねーさまがっ(以下自主規制)






人工女神

このソフトを知ったのはベクター様のレビューにて。
面白そうで絵がきれい(萌えるかわいさ!!)。設定も好み!!
ハイテンションでDLしました。
そしてそのテンションは全制覇(特殊な条件で出現する一部悪魔を除く)まで下がらず、思いっきり寝不足になりました
(かつそのころには、日付を進めるために主人公は眠りまくりだったというなんともいえないこの矛盾…(笑))

乱暴なまとめ方をすればダークなアトリエもの、という感じですが…
細部まで、非常に凝ったつくりです。
天候によってBGMが違う。主人公と秘書(というカンジ)は着替えが出来る。部屋の模様替えもある。
個人作でほんとうにここまで!! と正直、脱帽しました。
徐々に明らかになるストーリーもけなげで(自分の失敗の犠牲となった兄をなんとか…)ぐっときます。
魅力的なサブキャラたちにもそれぞれほっとけなくなるような背景があり、エンディングを迎えることも可能。
これならばたとえ有料でもまっったく文句なしです。
どうやったらこんなの作れるんだろう。と本気で考えました。

ときどき痛そうな表現はあるし、スチルがものによってかわいくもえっちなので(メイプルちゃんのスチルをみたとき…油断してたためお茶吹いた…はなぢでなくてよかった(何))、それがイヤという方以外(かつ15歳以上の方)には強く強くお勧めです。


今回の誤解妄想。
・人工女神…だけに、秘書のおねえさまを育成して最強にするんだと思ってた(これについては…詳しくは言えない)

・たかびーでシスター服の超似合うカレを、胸のないそしてちょっと(…いや、かなり)じじむさいおねえさまだと信じきっていた。
そのためそうでないと知ったときは後ろ向きにひっくり返りそうになった。待て、待ってくれもうひとりの僕、とりあえずココロの準備がっ(焦)

…おとなしいな今回の誤解。フツーに間違っている。


超めずらしく、攻略についてちょこっと。
・とにかくできるとわかった召還からがんがんやってくのがいいようでした。
戦闘で経験値を稼ぐのは、かなり割が悪いのでオススメしません。
一周目は特に敵が強いし、その後はなかなか戦っててもレベル上がらないし(泣)
しかし弱い敵だからって逃げるとそっちのが割が悪いし(泣)

・呼び出した瞬間能力がアップするタイプの悪魔は一旦呼び出したらもう呼び出せません。気づかずやるとかなりムダなので注意です。

・戦闘では三すくみルールがありますが、敵のタイプはなかなか分かりづらいので、おでかけのおともには天候対応型の悪魔が使いやすいカンジです。
外道のスカイシリーズや、固有キャラでは神楽(晴)、アラミス(雨)がお気に入りでした。

・盟約は、余裕のある状態でベッドに入らないとできません。
数値など条件満たしてるのになかなかできずネット検索しました。
いっつも時間切れもしくはばたんきゅーだったから…オノレをみるようだ(笑)


H2的とても選べない究極の選択。
・天真爛漫なメイプルちゃん、健気な神楽ちゃん。どっちをとるか?!
・羽根美人ズ…雨林おねえさま、アラミス、お兄ちゃん。だれとカケオチ(待て)
・ランディとノインならどっちと?
 えらべない…。
(3番目は最初、優先順位の関係でランディにもってかれましたが…泣けました。このエンド一番スキです)