・GPRGトリビアの泉 ☆名字について 基本的に名字を持つのは、エトランド大陸やジャポネスの平民や下位の貴族、 魔界の平民や中位以下の大魔王や妖精である。 例:「アレス・アスラーダス」…グラスターの平民   「メール・フォルン」…中位の大魔王 基本的に、エルフやドワーフは、「エルリック」のように名字をもたないが、最近 では、人間のまねをし、「フィリス・エモーラン」のように名字を名乗る場合も非常に 多い。 中位・高位の貴族は、名字に加え、「ディ」(グラスター)や「フォン」(プレアディ ス)のような敬称をともなう。これらの敬称は王や帝より与えられ、家に代々引き継が れる。 例:「キルケゴール・ディ・ファスタール」「エルヴィン・フォン・トランサズ」 国によっては、「パルディン・カルゴ卿」のように、「卿」をつける場合も。 「アイリン・アクエリス」や「クラウス・ダスターニス」のような王族には敬称は必要 ない。王族と同じ名字を帯びるのは禁止なので、王族の場合は名字そのものが敬称と なる(平民出身の者が王となった場合、彼もしくは彼女と同じ名字は廃止される)。 「サラディン・ラスナード」や「アイリス・オブライエン」のような武官は、高位で あっても敬称をもたない。これは、かつて戦場における一騎うちのさいに、「我こそ は〜である」と名乗りをあげるにあたって、敬称が邪魔となったからである。もとは 高位の武官も貴族と同じように敬称をもっていたが、このような理由で昔に廃れてし まった。 名字をもたないのは、「ルディア」のように古から生きるものや、平民の中でも出身が 貧しい者たちなどである。「ドノン」や「シェラス」のような高位の魔王も名字を もたない。 ☆女帝エルノアの姓 プレアディスの女帝エルノアのフルネームは、「エルノア・ヴァイアン・ダスターニス」 だが、「ダスターニス」の部分が父サイバーから受け継いだ姓であるのに対し、 「ヴァイアン」は彼女の夫である、フロス・フォン・ヴァイアンから受け継いだ姓である。 12歳という若さで父王を亡くし、女帝として即位したエルノアだが、兄弟がいなかった ため、後継ぎ問題を後に起こさないために、エルノアが15歳の時に、フロスが婿として 迎えられ、その後二人の間にはクラウス皇子が授かる。 フロスはエルノアのクラウス皇子懐妊直後に病死している。身分も高く、質も悪い男では なかったが、エルノアに冷たく接していたらしく、エルノアも新婚当時から彼を好きでは なかった。もっとも、この婚姻は、そもそもエルノアの意思によるものではなく、周囲が 勝手に決定したものなのだが。 本来なら、息子であるクラウスも「ヴァイアン」の姓を受け継ぐはずであるが、エルノア は夫の姓を彼に負わせることを拒んだ。これは、せめてクラウス皇子は自分の意志で 恋愛をし、結婚をして欲しいという思いをこめたためであるという。そして、女帝の かつての側近によれば、愛してなどいなかった夫の姓を、最愛の息子が背負うことなど ばかばかしいと女帝は考えたらしい。 ☆グラスターの4皇女の両親たち リュラ皇女の母親は、誰もが知るように、シャンティア女王である。女王戦死後は、 養母ヴィオレッタ・ハインラインにひきとられ、ヴィオレッタの1人娘ハープの妹と して育てられる。彼女の父は、シャンティアの従兄妹にあたり、シャンティアが 戦死する直前に、何者かに暗殺されている。 なお、どの皇女にも言えることだが、王家の結婚は近親結婚が多く、死産や高齢出産 が少なくはない。 アイリン皇女の母親は先天的な盲目で、父親は後天的な聾唖者だった。身体的なハン ディにも負けず、信頼の絆で結ばれた両親だったという。二人とも御4家襲撃の際に 死亡。父親は無類の本好きで、幼いアイリンが学者を志したのはその影響があるとか ないとか。また、母親の魔力はずば抜けて高く、その能力は娘に受け継がれる。 イシュタル皇女の両親はともに聖職者で、娘を厳格にしつける一方、夏には必ず 海岸の別荘で娘を存分に遊ばせてやり、惜しみない愛情を注いだ。字が読めるように なったばかりの幼いイシュタルに贈られた聖書の最初のページには、「愛する娘へ」 と父の几帳面な字でつづられていたという。御4家襲撃の際、両親は落命し、その 聖書も焼けてしまったが、聖書をすりきれるまで読み返し、そらで内容を覚えて しまったイシュタルの胸に、今でもその思い出が生き続ける。 ビクトリア皇女の父親は魔法戦士だったが、母親は生粋の弓使いだったという。 父親は、包容力が大きく朗らかで、やんちゃ盛りのビクトリアを非常にのびのびと育てた。 また、その容姿は、ガジェス・トランサーとよくにていたという。両親は、御4家襲撃 で落命、ウィンザード家の腹心の武官であるユーミル・レンダーがビクトリアを ひきとり、ウィンドウッドの森でガジェスとともに育てた。 ☆タキトゥスの上京 タキトゥス・ヴァインの上京は、タキトゥスの内気な性格に頭を痛めた兄が、「騎士と して王宮に勤めれば、竜騎士としてさらなる修行をつむことができる」と彼に勧めた ことにより実現した。 タキトゥスの兄はなかなか子宝に恵まれなかったため、いざとなれば弟に領主職をつがせ ようと考えていたが、タキトゥスのような内にこもった性格では、民もタキトゥス自身も 苦労が多かろうと、タキトゥスを上京させた。王宮で暮らせば社交性も身につくだろうし、 女性との良い出会いがあれば、ヴァイン家は断絶せずにすむと考えたのだ。 しかし、繊細で人見知りの酷いタキトゥスは、上京して1年ほどの間は、王宮の人の多さ、 そこで政治的な取引を繰り広げる人間達のあさましさを目の当りにして、以前にもまして 内にこもるようになってしまった。サラディンやヒンデンブルグ、キルケゴールとの 出会いがなければ、完全に心を閉ざしてしまっていただろう(大将軍の裏切りが、彼に どれだけ衝撃を与えたかよくわかる)。 もともと、タキトゥスが内気になってしまったのは、母と死別し、父や年の離れた兄が あまり構ってくれなかったことが原因なので、そこのところに兄が気づけば、タキトゥス の人生や人生観はもう少し違ったものになっていたかもしれない。 ☆アイリン皇女の好物 アイリン皇女は、「勇者軍」に加わる前は、帝国へのりこんだ恋人キルケゴールを追って 諸国を旅していた。その際、カリアドラード地方のある修道院に宿を借りていたことが あったが、その修道院でみやげ物として売られていたクッキーをいたく気に入り、非常に 好んで食したという。 しかし、その修道院はアイリンが再び旅だって暫くした頃に、聖剣を探していた帝国軍の 焼き討ちにあってしまい、クッキーを焼いていた修道女も殺されてしまい、クッキーの 存在は幻となってしまった。どうしてもクッキーの味を忘れられなかったアイリンは、 どうにか同じ味のものを作れないかと菓子造りに挑戦するようになった。菓子造りに 愉しみを見出した彼女は、やがてクッキーだけでなく、様々な菓子を作るようになる。 もしキルケゴールを探し出せたら、手製のものを食べてもらいたい、という気持ちも あったようだ。 4皇女の中でも気が強く、学問一筋というイメージが強い彼女だが、女性らしい趣味も 持ち合わせていたのである。 なお、彼女が作る菓子が全体的にカロリー低めなのは、彼女なりの乙女心のようだ。 ☆竜騎士について 同じ竜騎士でありながら、タキトゥスとヒンデンブルグは、装備や技などがかなり 異なる。 これは、竜騎士という職業は、他の職業に比べて特殊な訓練が必要であり、それぞれが 目指す竜騎士像によって、身につける装備品が技が自然と異なってくるからである。 例えば、シスターなら「神に仕える・神の力で人々を守り、戦う」というのが同じ職業に つく者たちに共通の目的であり、目的が同じなので技や装備品なども、職業を共有する 限り異なることはない。 しかし、竜騎士の場合、個人によって竜の捕らえ方や、竜の力をどのように使うか が大きく異なってしまうため、同じ職業であっても、同じ装備品や技を共有するとは 限らない。 ちなみに、タキトゥスは竜と共にあることを目指す竜騎士であるのにたいし、ヒンデン ブルグは、己が竜のようにありたいと願う竜騎士などである。ヒンデンブルグがこの ように考えるのは、幼い頃より人間達から、有翼人であることを「鳥」とさげすまれ、 「いつかは人間達の恐れるドラゴンのようになってやる」と決意を固めたため。