「G+P−RPG 人名辞典」
G+P−RPG 人名辞典
注:年齢は、正史での『勇者軍』蜂起時のものである
(あ)
アイリス・オブライエン ――“氷将軍”
プレアディス人 女性 25歳
属性:水N
出身(身分):帝都アルシェス(貴族)
帝国の四魔将軍のひとり。
グラスター遠征に際し、若くして抜擢。四魔将軍のなかでもっとも魔導に通じているため、主に魔導部門の統括を任される。
生まれながらのエリートで剣術も魔術も器用にこなすが、最終的には剣の道を選んだ。剣士としては、非力だが非常に技巧に優れる。
冷静な判断力と高い知力により、作戦指揮にも優れた才をみせる一方、性格は残忍でずる賢く、非常に計算高い。
何事も完璧にこなすハイレベルな能力、冷たい言動と情け容赦のない戦い方、そしてビスクドールのような美貌からアイスドールの異名で畏れられる知将である。
動向:
・同僚ウェンディとはきわめてケンアク。もと同級生クリステラとは嫌いあってる。アイリンとは宿命のライバル同士?
・…ファルスはひそかに気に入っているっぽい。
・冷笑、作戦指揮、ファルスいぢめ?! 担当。
・『正伝』では中〜終盤に敵として登場。仲間にはならない。
・『外典』では中〜終盤に味方として登場したりする。でも仲間にはならない。
特記:
・表情と言葉づかいが崩れない。
・声きれい。毒舌だけど。
アイリン・アクエリス ――“水の皇女”“吹雪の”“魔法博士”“賢者”
グラスター人 女性 21歳
属性:水C(かなりカオス)
出身(身分):王都エレイン(王族・皇女)
グラスターの王位継承権を有する“皇女”のひとり。
グラスター“御四家”のひとつ、“水の”アクエリス家の次期女当主として生を受ける。
しかし帝国による“御四家襲撃”事件により、物心つかぬうちに家を滅ぼされ、同じ境遇の皇女イシュタルとともに“大将軍”サラディンに預けられる。
サラディンの多くの弟子たちとともに、剣術を教わりながら幼年時代を過ごすが、彼女はやがて学者への夢を抱き、同時に天才的なその才能を開花させはじめる。
旧王立初等科の推薦により、11歳で旧王立アカデミーへの異例の飛び級を許され、2代目魔法博士キルケゴールに弟子入り。同博士の『合成魔法』の理論を基に『虹魔法(太陽と雨のエネルギーを合成する、新機軸の合成魔法)』の理論を完成させ、若干14歳でグラスター史上三人目の“魔法博士”となる。
彼女はその後もアカデミーに残り、『虹魔法』実用化の研究を続けた。
しかし3年前、帝国の内情を探りに旅立った師を追って自らも旅立ち、消息不明となる。
なお、彼女がキルケゴールの弟子であるだけでなく大切な恋人でもあることは、周知の事実である。
動向:
・つねにキルケらぶらぶ。アイリスとは宿命のライバル同士?
・味方になるキャラほとんど(含む犬)となかよし…強し。
・ツッコミ、爆笑、作戦、壊滅?! 担当。
・『正伝』では序盤に敵として登場。誤解を解いたり説得したりで仲間にできるチャンスあり。(できない場合は悲しい運命が…。)
・『外典』では序盤に仲間に(ムリヤリ?)なって下さったりする。
特記:
・彼女のアイスストームは強烈。たったひとりであっというまに帝国正規兵一個小隊(並)を壊滅させ、“吹雪のアイリン”と恐れられるように。
・ちなみに、そう呼ばれると本人は嫌がる。
アーカーシャ ――“聖典”
アーティファクト 男性 年齢不詳(100歳くらい?)
属性:聖
呼び名・愛称:アース
出身(身分):匠の里(超重要アイテム)
一見すると青っぽいハードカバーをもつ、大判の百科事典サイズの本。
その実態は、未来以外の全てを知りうるチカラをもち、なおかつ自らもきわめて明晰な頭脳を有し、あらゆる問いに対してもっとも適切な答えと助言を語る、究極の『智恵の書』。
大魔王ドノンによる暗黒時代の直前、とある匠により作り出されるが、彼は誰とも全くまじめに会話をしようとしなかった。そのため、アイテム狩りに来たドノンの手下もあきれはてて放置。ただの捨て切れないがらくたとして、倉庫の隅に眠っていた。
後に三勇者が匠の元を訪れたときに、サイバーと運命の出会いを果たし、生まれて初めて心を開く。
しかし最初で最良のパートナーとともにドノン討伐をなしとげた彼は“伝説の三神器”でありつづけるために、ひとりプレアディス帝国のどこかに封印された。
(実のところ、本当の封印場所はプレアディス宮の一室であり、一説にこれは、友としてのサイバーの配慮であるともいわれている)
動向:
・サイバーらぶらぶ。よって彼の娘と孫にもらぶらぶ。
・同僚どもをたきつけたりからかったり漫才したりと楽しそう。
・『正伝』では終盤に、『外典』では中盤くらいに、さわやかにためぐちたたいて登場。そして(おだやかながらも)ツッコみどころ満載の発言をあちこちでする。
・で、いつのまにかメール用の武器におさまったりする。
特記:
・実は自分でも動ける。
アガタイ・フェルナンダー ――“聖”
人種不明 男性 享年88歳
属性:?
出身(身分):不明(聖職者?)
大魔王ドノン討伐および邪神の封印のため、勇者アムラスに力を貸した人物。
グラスター建国後は聖神教会の設立者として活躍し、聖者の父祖とされる。
暗黒時代の邪気を払拭するために、人々のココロのチカラを集め、聖神を誕生させた。
また布教活動を通じ、多くの人民の心に安らぎをもたらした。
動向:
・…すみません登場してません(汗)
特記:
・レアアイテム「アガタイのクロス」を作ったのはこのヒト。
アーク・タルティン ――“漆黒の”“アナタロス”
ザルダス人 男性 17歳
属性:炎C
出身(身分):アーカイ砦(アサシン)
領主ベロスに仕える忍者隊長のひとり。
兄弟分として育ち、主に彼の側近くで仕えていたらしい。
しかしとある作戦の失敗で放逐されて以降、恨みから暗殺をもくろむようになる。
動向:
・仲間になれば、勇者らぶらぶ。ならない場合は、ベロスらぶらぶ。
・お知り合いの剣士シィンに対しては、びみょーなライバル心が…。っていうか『魔性の男』って??
・勇者の腕を掴むのは彼、アタマ(づがいこつ)を掴むのはクラウト(爆)。
・『正伝』はゲストとして、ベロスを倒すのに協力。その後展開によっては、仲間(…っていうか、勇者専用ボディーガード)になってくれる。実はこのときベロスを倒したことで、彼の持っていた“アナタロス”(全アサシンの長)の資格を手に入れているが、本人関心なかったりする。
・『外典』ではしかし、めでたく仲良しのまんま。そのため勇者には目もくれない。
特記:
・瞳は一見黒だが、一定の角度で透過光をうけると、本来のブルーブラックの色彩を透かしてきわめて美しい。
・なお、女装のウデは反則級である。
アーサー ――“勇者”
グラスター人 男性 19歳
属性:炎C
出身(身分):カルア島パルウェーラの町(平民)
DSNシステム版におけるデフォルト男勇者(設定上)。
キレイな黒髪と黒い瞳がチャームポイント。ふつー系の容姿、まっすぐ熱血ところによりちょっとぽけぽけ。前世である勇者アムラス同様、人にも獣にも好かれる。
素質は剣士で、戦うさまはアムラスそっくり。
…とはいっても、MY設定で行くと、名前を忘れ去られていそうである(爆)。
特記:
・勇者が女性の場合、男ヴァイスの真の名前(デフォルト)になる。
・本当はもっと和テイストある名前にするつもりだった(リュート、アルト…)のに…? フィーナさんがいつのまにかミリアさんになってたのと同じくらい謎。
アムラス・デスティン ――“勇王”“勇者”
グラスター人 男性 享年79歳
出身(身分):グラシャス地方の小村(詳細不明)(平民)
大魔王ドノンを倒し、邪神を封印した“三勇者”のひとり。手にした神器が聖剣ユルムグンドであったことから、聖剣の勇者と称される。
熱き心の剣士で、勇者一行のなかでもリーダーであった。
大陸を暗黒の支配から解放した後、故郷や周辺の復興のため、新国家グラスターを興す。
初代国王に即位した彼は、指導者としても優れた手腕を振るった。
(建国初期の不安定時には、自ら出陣することもあったが)つねに善政を敷き、国民に愛された。
なかでも文化政策に熱心で、魔法や学問の発展に注力。グラスター王立アカデミーを創立した。
また、彼の四人の子女の間に王位継承争いが起きないよう、みずから『御四家制度』を発案した。
彼の勇敢な魂は、後にある若者に宿ることになる。
動向:
・死後、生前の功績(と本人の希望)から神として天界に迎えられ、地上のため陰ながら力を尽していた。
・邪神復活の兆しを察し、大魔王メールのチカラで再び地上(カルア島)に生まれ出る。
・その後は、勇者としてプレーヤーの分身に…。
特記:
・熱く、優しく勇敢な剣士で、ココロはいつまでも若かった…らしい。
・神になんかなったのは彼だけ。奥様は普通に成仏なさったらしい。
・メールとは知り合い以上の間柄だが、具体的にどう思っていたのかはプレイヤーによったりする。メール的には、つねに変わらずらぶらぶなんだが。
アメリア・オルフィーア ――“女竜騎士”
グラスター人 女性 享年30歳
属性:風L
出身(身分):ディエンの町(平民・武家)
ディエンの由緒ある武家の娘として生を受ける。質実剛健な父母の影響で強く潔く育った彼女は、ヒンデンブルグを差別しなかった数少ない人間のひとりとなる。
彼女は王都に行ったヒンデンブルグと違い、地元で竜騎士になった。
年頃になった彼女は、父同士が親しく、家柄ランクも近いこと、そして当人同士にも愛が芽生えていたことから、ヒンデンブルグの婚約者となる。
帝国軍のグラスター侵攻時、ディエンの門前にて起こった帝国兵との小競り合いにてヒンデンブルグをかばおうとし、その際の事故で死亡した。
動向:
・愛する幼なじみをいつも案じ、かばっていた。
・不正に対しては戦いも辞さない毅然とした女性だが、町の住民を傷つけぬため、帝国に抵抗しないというディエン町長の決断を理解し支持する賢明さももちあわせていた。
・不慮のとはいえ彼女の死により、結果的に町は護られた。それゆえ、事情を知る者たちにはやがて守護神として敬われるようになる。
特記:
・髪はユーノに似た金色。そのためイベントが…。
アリサ・グレンデル ――“魔女”
グラスター人 女性 18歳
属性:炎C
出身(身分):クレスタの町(平民)
カルア島の港湾都市クレスタにてごくごく普通に生まれ育つ。
クレスタの学校を卒業した後は、カルア城騎士団魔法隊に入隊したが、時勢柄レイオフ状態であり、仲間とともにクレスタの自警団に所属していた。
動向:
・ニーナさんと仲良くなる。
・なぜか同僚のレスター君の近くによく出没。彼との将来が期待される。
・アンニュイ、ぶっ壊れ、勇者にすらためぐちのカオス娘。でも友達を想うキモチは熱い。
・『正伝』『外典』とも…蜂起後、仲間たちとともに志願して出撃部隊に入り、初期メンバーとしてともに旅立つ。所属が『勇者軍』か『皇女軍』かは展開による。
・ガッコやテリトリーが勇者たちと違ってたので面識なかった、らしい。
特記:
・魔法系。でも海を友として育った普通のカルア島民なので、それなりたくましい。
・でもなにがアレって、必殺のヒトコト(『男って、ガキ…。』)が強力。
アルメイダ・シェーリーン ――“紅妖精”“吸血フェアリー”
魔界人 女性 302歳(注:魔界では、若い娘にあたる年齢である)
属性:炎C
出身(身分):魔界(?)
暗黒騎士カモミールの恋人にして相棒。
一見すると、赤い髪と羽根をもつただの妖精の少女だが、その実態は近年まで活躍していた、その筋では有名な魔神。
彼女はかつて、堕天使集団の実力者、吸血魔神としてその名を轟かせ、人間界にも頻繁に召喚される有力な魔神だった。が人間界での戦いのさ中、とある妖術師により小さな吸血妖精に姿を変えられてしまう。
失意の彼女に手を差し伸べたのは、その生き様に共感した暗黒騎士カモミール。
一緒に傭兵として各地を転戦し、呪いを解く方法を模索するうち、ふたりには恋人としての絆が芽生える。
やがてカモミールは帝国の派遣領主に抜擢、彼女は彼についてイリシア地方領に赴く。
動向:
・かっちゃんらぶらぶ。とにもかくにもかっちゃんらぶらぶ。
・その陽気っぷりはサティさんといいコンビである。
・どつき漫才(注:生命の保証なし)担当…?
・実は『愛する者の血を全て飲み干せば元の姿に戻れる』っつーサイアクの呪いを受けている。本人にそうする気は、全然ないんだが。
・『正伝』ではほぼ間違いなく、序盤最凶の(そしてハイテンションな)敵として勇者たちのまえにあらわれる。『外典』では、アイリンたちとしか戦ってないこともあったりする。
・どっちにせよ、戦いが(彼ら的に)終わるとカモミールと一緒に、呪い解きツアーに出発する。そして、2へ…
特記:
・もとの姿は、赤い天使といったカンジ。髪だけでなく、輪っかと羽根まで真っ赤。ただしファッションはあくまで大胆でセクシーなものを好んだ。
・いちごが好き。
アレス・アスラーダス ――“騎士”
グラスター人 男性 19歳
属性:炎N
出身:カルア島パルウェーラの町
勇者の幼なじみにして側近の騎士。
領主御用達のかじ屋(『アスラーダスの金物屋』)に生まれた彼は、幼い頃から騎士を志し、街の騎士隊への入隊を許可される。
その後カルア城騎士団への入団要請も受けたが、憧れの騎士であるタキトゥスが領主として残虐な帝国に従っていることに納得できず拒否。もっぱらパルウェーラの騎士隊員として、街の人たちを護っていた。
性格は非常に実直で活発で、誰からも好かれる。
動向:
・勇者らぶらぶ。メール、マリノスと仲良し。たっきー様とガーランド様を尊敬。
・アイリン様に対してはひそかに『守ってあげたい』と思っているらしい。
・ヒーロー設定ヒーロー配色(爆)。
・『正史』では、勇者蜂起のさい、ともに出撃。勇者の騎士として戦いに身を投じ、最後までばっちり護ってくれる。
・『外典』でも、やっぱり勇者と一緒。メルヘス以外は。でもそれがきっかけで…。
特記:
・普通にしていてもなぜか目立つ。華があるらしい。
・りんごが好き。
・きれいずきで、家事もそれなりこなすようである。おそるべし。
アンジェリカ・ファーレン ――“騎士”
プレアディス人 女性 24歳
属性:炎N
出身:プレアディス地方マレジの町
帝国の騎士。
プレアディス辺境にて生まれ育つ。
学生時代に相棒ランバートとともにセシルに見出され、卒業後はチェスティン家つきの騎士として仕えていた。
ふんわりとした外見と言動とは裏腹に、釣りや山登りを愛するアウトドア派で、技量も体力も並みの男性をしのぐ。
動向:
・相棒ランバートとは、友人以上恋人未満のようである。
・セシルを敬愛している。
・『正伝』では、ずっとチェスティン家を護っていたため出番なし。
・『外典』では、マスターロードら“かるあ島きっず”をご学友にスカウトした際、かれらの世話係騎士として呼び寄せられた。
特記:
・あだなはアンジェでなくリカ。はて。
・ランバートもバートだしな。うむ。
イシュタル・グランディス ――“天騎士”“天聖騎士”“皇女”“聖皇女”
グラスター人 女性 25歳
属性:地L
出身:王都エレイン
グラスターの王位継承権を有する“皇女”のひとり。
“御四家”のひとつ“大地の”グランディス家の次期女当主として生を受けたが、“御四家襲撃”で家を滅ぼされる。彼女自身はまだ幼かったが、帝国に対する激しい憎しみはこの時に刻み付けられた。
事件後は“大将軍”サラディンに預けられ、剣術を教わりつつ成長。このとき妹弟子だったアイリンとは、今も実の姉妹のような関係を築いている。
聖職者であった両親の手ほどきで早くから神の道を志していた彼女は、聖職者としての修行や活動を続けつつ、15歳でアカデミーに入学、神学を深く学んだ。
(正史)
しかし2年ほど前、アカデミー内の帝国民と宗教上のことで口論となり、それがもとで帝国兵に処刑されてしまう。
師父サラディンへの忠誠心、強い信仰心、そして平和な世界を望む強い心に動かされた“天帝”により、彼女は天使に転生後、異例の短期間で天騎士に抜擢される。
彼女はすぐに天使隊を結成、地上に下り、独自に活動を開始。帝国の支配に苦しむ人々を実力で救う一方で、神の道を説き、精神的にも救っている。
(外典)
その後アカデミー内の帝国民と宗教上のことで口論となり、暗殺されかけるが皇太子クラウスにより救われる。
それがきっかけで彼女は、本格的に自由への戦いに身を投じることとなる。
動向:
・アイリンと仲良し。でもキルケゴールとは仲良くない。
・お天気しすたーサティを特に気に入り、可愛がっている。
・展開によりフィリス、クラウスのどっちかと… とりあえず、どっちころんでも絵的に非常に美しい(爆)。
・正史(系)では最初、勇者を悪い奴だと思っており、呼び出しかけてくる(アイリンに続きまたしても…)。その後彼女とのカンケイがどうなるかはやっぱ展開によるが、最悪のときの後味は非常に悪い、ていうか許し難い(個人的見解)。
・外典(系)では、クラウスにより助命され、彼と組んだり組まなかったり。
特記:
・神聖系なだけでなく、自覚なしに天然お嬢様な発言や、まるでふつーのオンナノコっぽい面もあり(おかげでフィリスはどきどきしっぱなしである(笑))。
・4プリのなかではおねえさまで、リュラと人気をほぼ二分する。そういう設定。
ウェンディ・モリス ――“風将軍”
プレアディス人 男性 24歳
属性:風N
出身(身分):ミランダの街(平民?)
帝国の四魔将軍のひとり。
元は王宮直属の工作員だったが、情報関連のエキスパートとしての腕を買われ、グラスター遠征に際して四魔将軍に抜擢された。
たおやかかつ、芝居がかった物言いの華やかな美女…のように思われるが、実は男性。
かなり幼い頃から女装を趣味とし、並みの女性よりはるかに上手く化粧を使いこなす。またファッションセンスにも優れる。
様々な美女に変装してどこにでも潜入し、ふわふわの言動で相手を煙に巻き操る。それでいて腕も立つのだが、性格は臆病なところもある。
なお同期にして同僚のアイリスとは、出会ってまもなく極めて険悪な仲となり、以降もその関係は続いている。
動向:
・アイリスとケンアク、ファルスがお気に入り。…らいばる??
・実はセシル、セレス兄妹と個人的に仲良し。茶飲み友達。
・正史でも外典でもあんま変わらず。みえないとこで暗躍。
・ぶじ英雄になったクリステラと(うっかり女装のまま)らぶらぶになったりもする。…照れ隠し??
特記:
・ヘタするとずっと女性と思われたまんま。
・本人も性別不詳を名乗ったりする…
エイハブ・モーリード ――“戦斧の”
グラスター人(ドワーフの血を引く) 男性 57歳
属性:地L
出身:王都エレイン(高位の武官家)
ドワーフの英雄・大ジェスティンの血を引く武官の名門の出身。
父親の大エイハブはアムラスの大魔王討伐・グラスター建国を手助けした英雄であり、彼自身もまた父率いる近衛騎士隊に入隊、王族の身辺警護に当たっていた。
女王シャンティアと同時に父が戦死すると、その後を継ぎ、隊長に任命される。
旅立ち、死亡等様々な理由で王族が王都からいなくなったのち、極右過激派組織『紅の飛鳥』を結成。といっても、それは同士の暴走を押さえるためであり、彼は一貫して穏健派リーダーとして活動した。
『紅の飛鳥』解散時には、残った構成員たちを集め、プリンセス直属部隊『紅の翼』として再結成。戦うプリンセスたちを警護する、本来の任務に戻る。
女戦士ユーノの母方の祖父。質実剛健な男だが、その孫煩悩ぶりは有名。
動向:
・一粒種? のユーノが可愛くてたまんない様子である。
・過激派のリーダーであるブライアンとはあまり仲がよくない。
・正史、外典とも動向は、上の通り…だが展開によっちゃいつ『飛鳥』作ってたのかよく分からない(自爆)。
・いずれにせよ、ひそかに部下を放ってアイリンの行方を探っていたことと、王都陥落後、王都でガジェスに生命を救われ、ビクトリアの秘密を託されているのはおんなじ。
・そして全部ぶじに片付いた暁には、新国主の近衛騎士隊長へ返り咲き(デフォルト)。そして2へ…
特記:
・彼以外にもこの一族からは武官がいっぱい出ている。ユーノ以外登場してないけど。
・呼び名・愛称:エイハブ、閣下、祖父(ユーノ)、大旦那様、おじさま(プリンセス関係者)。多い…さすが年の功?
・代々の傾向として、武術の手ほどきにすぐれており、そのものの能力傾向や素質を見抜き、最適の指導をすることができる。
・一気のみは人間には負けない。
エリューシオン
アーティファクト 無性 年齢不詳(セシルと同じ)
属性:風
白いボディに青い弦をはった美しく強力な竪琴。
大抵のものが一見で畏怖を抱き、ふれることをためらうほどのもの。
その正体はセシルの分身とでも言うべき存在で、ほんのかすかにだが自我があり、自力で弦を震わせ演奏を行ったり、演奏に込められた呪歌の力を増幅したりできる。
セシルは生涯、何度もエリューシオンのチカラを借り、そのたびに感謝を深めた。
動向:
・ほとんどいつもセシルが持っている。見えてないときは、四次元ポケット…もとい、専用の空間にしまわれていることも。
特記:
・セレスにとってのブルーロッド。
・くわしくはトリビアを。
エルザ・フィリナシース ――“法王”
メルヘス人 女性 享年24歳
出身(身分):聖都ロームア(王族)
三勇者のひとりにしてメルヘスの建国王・ポトウィンの長女として誕生。
父の死(AD48)を機に、17歳で法王座を継承する。
父同様、若くしてきわめて徳の高い聖職者であったが、政治的手腕はいまいち優れなかったらしい。
即位7年後、若くして病を得、後継を指名するいとまもなくこの世を去り、これが法王座継承問題をひきおこしてしまった(実際のところ、最終的に問題を煽ったのはラドリアムらであったのだが)
動向:
・…登場してませんです…
特記:
・ミドガル独立は国内の、聖職者−非聖職者組織間の利害対立が大きな原因。父の作った国が割れるのはつらかったが、エルザは独立を承認した。
・それは様々な意味で英断だったが、ミドガル独立によって利権を失った国内の不満分子をなだめきれなかったため、父の代からおきてた内部紛争は質をかえて激化する。そして彼女はそれを止めきれぬまま(一説にはそれが原因で)病を得て死去。
・彼女の死後、10年くらいはそれでも法王なしでメルヘスは低空飛行を続けていたらしいです。教会組織自体は健在だったし。泥沼化していたともいう…
・…てことは? もし不満分子がわざと病気にさすため内紛やりまくってたなら、ある意味、暗殺されたともいえる。って、えらくヤなハナシだ…。
エルシンシャ・アナスタシア ――“女魔術師”
グラスター人 女性 23歳
属性:水N
呼び名・愛称:エル、エルシンシャ
出身:イリシア辺境・リベーラの小村
旧王立アカデミー出身の女魔術師。大将軍サラディンのもとで、魔法系の部下を束ねる。相棒の騎士隊長ルカとは幼なじみで、常に論を戦わせて楽しむ関係。
アカデミー在学中から、ルカとともにサラディンに見出され、直属の部下として仕えていた。
卒業直後、彼の忍びの旅について王都を出立。そのスキをつくように起きた王都陥落を止められず、一行はそのまま世直し放浪の旅を開始。各地で野盗や帝国兵と戦い、戦果を上げてきた。
しかし最近は、上司の動向に不審なものを感じ、疑念を抱きはじめている。
動向:
・ルティアとはもと同級生で親友。
・正史ではその後、サラディンのお供として勇者一行と出会い、放火犯を追って国境に消え、最終章で再会。密かに強くなっている(女魔導師になっている)。外典ではもっと早く仲間になる(カリアドラードで)。
・いずれにせよ、つねにルカとワンセット。のちに大将軍になったルカと結婚する。
特記:
・個人名は雅語で『星の砂』というイミ。彼女の家の前には白い星の砂の海岸があって、お父さんは歴史系学術士、お母さんが詩人だったためそうなったようです。
・高速詠唱によるバリエーションを得意とする、有能な女魔術師。つまり早口。
・でもスポーツ得意(特に水泳)
エルノア・ヴァイアン・ダスターニス ――“女帝”“魔帝”“上帝”
プレアディス人 女性 57歳
属性:大地L
出身:プレアディス宮殿
プレアディス帝国2代目皇帝。
先帝サイバーの急死により、わずか12歳で即位。若いながら高い見識とすぐれた政治的センスで民のための公正な政をしき、臣民の敬愛を集めた。
しかし、ひとり息子のクラウス皇太子が謎の病を得た頃を境に豹変。周辺諸国を武力で併合、国内の反対派もことごとく粛正する、残虐極まりない暴君と化した。
彼女の豹変の原因は、騎馬将軍サラディンに“息子の生命を救うため”とそそのかされ、邪神の吐息を浴びせられたため。
もとの性格は、男勝りで非常に勝ち気、強くなりたいという欲望にいつも突き動かされているが、人としての情も解する懐の深い女性である。
魔法に非常に堪能であり、魔帝の異名をもつ。
動向:
・夫とは決められた政略結婚で、愛がなかった。
・でも息子は可愛く思い大事に育てた。
・どのルートでも終盤、勇者らにより邪神の力から救われる。かつ、彼女も実は被害者ということが明らかになり、罪一等を減じられる。新国主即位後は上帝として、その手助けをした。また、陰ながら私財をなげうち、復興活動に多大な尽力をした。
特記:
・彼女と息子の姓の違いについてはトリビア参照。
エルヴィン・フォン・トランサズ ――“雷杖の”
プレアディス人 男性 23歳
属性:風N
呼び名・愛称:エル
出身(身分):帝都アルシェス(貴族)
雷を放つロッドがトレードマークの魔法戦士。
もともとは繊細な作風で知られる音楽家で、風流を愛する心優しい青年。聖騎士ラゼルとは、婚約者で恋人同士で同志の関係にあった。
ラゼルとともに女帝の豹変を止めようとし、反逆者として捕らえられてしまう。
彼女の前にふたたび現れたとき、彼は帝国の刺客となっていた。
(正史)
洗脳の魔法により、凶悪な魔法戦士と化した彼は、最期に正気を取り戻し、ラゼルに真実を伝えた。
(外典)
しかし彼の真意はラゼルを助けることにあり、彼女と合流後はミドガルの派遣領主モルドゥのもとに身を寄せていた。
動向:
・正史では捕まったときに、担当者であった屍術師グランにあんな魔法やこんな魔法をかけられて(というかそれを止める人がいなかったので)、とってもヤなカンジの刺客になってしまう。
・外典ではヴァイスの手回しでまったく無事。もちらぶらぶも絶好調。
特記:
・二つ名“雷杖の”は、彼が持ってるアイテム、雷鳴のロッドより。これは女帝からの授かりもので、雷の出る殴り棒、というとミもフタもない。
・生命を失っても、愛する女性を全霊をあげて守り抜く。シンはきわめて強い。
エルリック ――“深森の”
グラスター人(エンシェントエルフ) 男性
属性:大地L
年齢:不明(少なく見積もっても3ケタ)
出身:影の森
一見若い優男だがその実体は年経たエルフ。
大魔王討伐の旅の途中、一時期共に戦ったことがきっかけで、アムラスの同志となる。
『カシュームの土』を設立し、グラスターの建国と秩序の維持に影から尽力。
アムラスの死した今もなお、バラントの森林地帯を拠点に活動を続けていた。
動向:
・勇者と運命の再会を果たし、しょっぱなっかららぶらぶもーど。どのルートでも、断ってても大怪我してても、ついてくるときゃついてくる。
・前世からのらいばる(?)のメールとともに、事情を知らない人達にとっては格好のネタ供給源だった。が、事情が知られてもそれは特に変わらなかったりする。
・本人は気にしてない。というか、そもそも眼中にない。
・…そんなに慕っているのに、もともとは選択ルートでの出現だったから、出会えなかったりもしたのだろう。それを考えるとフビン。
特記:
・『邪神より年上』。でも、それは彼だけじゃない。
・…なお、二つ名は“フカモリ”ではない。(正しくは“シンシン”)